スリップスの被害を考える [ ・植物エキス]
ここ数年、だんだん酷くなるスリップスの被害。
毎年さほど気にしていなかっただけ?かも知れませんが、
ここの所、更に酷くなったように思います。
こちらをご覧ください。
粉粧楼の蕾。
パフューマコルダーナの蕾。
グラミスキャッスルもダメ。
み~んな やられてしまいました。
酷すぎて、花が開きそうにもありません。
仕方が無いので、二番花は諦めました。。。
アンブリッジローズも。
一見平気そうな、推定グランメールジェニー。
しかし、息を吹きかけると、中から細かいダニのような虫が。
ただし、こちらのアルバメイディランドには被害はありませんでした。(無いように見えました。)
何か理由が有るのかもしれませんが、今は分かりません。
他にもブルームーンやシャンテロゼミサトなどなど。
全ての花を摘みました。
赤系の花弁の厚いバラは被害が少ないと聞いていますが、
我が家のバラでは、そんな感じはしませんでした。
(パパメイアン、ルイ14世、フランシスデュブリュイなど皆チリチリで、中からウジャウジャ~っと)
それにしても、開かない花も出始めるなど、かなり酷い常態なので、何か対策を取らなければ!
最近、部屋の中に植物を置いても、猫たちにいたずらもされなくなってきたので、
早めに切り、部屋で楽しむのが一番?だと思うのですが、
それだけではちょっと。。。
ネットで調べても、これと言って決定的な対策もなさそう。
しいて上げると、ブドウ糖入りの農薬くらい。
ただし、私の庭のルールでは、化学的な農薬は非常事態で無い限り禁止。
調べた情報を書き出してみます。
スリップス(アザミウマ)と言っても、何千種類も居るそうで、
バラに付くアザミウマは数種類ほど。(全然覚えていない。。。)
その中で、独断と偏見で、生態と家の庭に居るものを自分の記憶であわせてみると
どうやら、『ミカンキイロアザミウマ』 っぽいと推測。
そのミカンキイロアザミウマは、野菜や雑草にも住んでいるそうです。
北アメリカ大陸のカナダからメキシコにかけての出身で、日本全国で生息。
ちなみに、ミナミキイロアザミウマは温室でなければ、冬は越せないそうですが、
ミカンキイロアザミウマは、越冬も可能。。。
確か?1990年頃、千葉県と埼玉県 で初めて発見された。(全然記憶が薄い。。。)
な、何と、外来生物!しかも、最近。(て言っても20年前ですが・・・)
農薬に耐性が有り、農薬も効きにくいとか。
そんな厄介な細かい昆虫でも、天敵はいるようで、
ヒメハナカメムシやカブリダニなどが居るようです。
ただ、それも小さく、家の庭に居るかどうかも分かりません。。。
そこで、何か効き目の有る自然の物は無いか?と検索してみると、
私の調べた所、ニームオイルとカプサイシンに効き目有りとの微かな希望が!
青色のテープも効果ありだそうです。
蕾に袋を掛けて、咲く頃に外す方も居るようですが、そこまでするのは面倒なので、
とりあえず家に有るもので、
早速ニームオイルを撒いてみました。
と言っても、今年はニームを使っているのに、大量発生しています!
普通に撒いただけでは、あまり効果が無いのかな?
それに、ニームオイルは虫の退避効果と、
その液体が付いた葉などを食べた虫に、脱皮と産卵をさせない効果が有ると覚えておりますが、
そもそも花の汁を吸う虫がニームを体内に取り込むとは考えにくいし、
100歩譲って、その液体が花や葉の内部に浸透したとしても、
蕾の中までその液体を届けるのは難しいと思うのですが、
届け~と直接花に掛けるとニームの匂いが気になります。
自称バラの香り愛好家としては、ちょっと。。。
他の物で、ヒットしたのはカプサイシン。
そう!
唐辛子です。
で、
育てているのですが・・・
今使いたいのに、まだまだ実が出来る気配はありません。。。
この唐辛子は来年に活躍してもらう事にして、
スーパーで、袋入りの唐辛子を買ってもらいました。
それを焼酎などのアルコールに漬けて、中のカプサイシンを取り出します。
小さいビン(180ml.くらい)に、30本入れてみました。
これで、一ヶ月以上漬け込むそうです。
それを100倍に薄めて花に散布するつもりです。
効き目が有るかどうか分かりませんが、
効いたと感じたら、また記事にしたいと思います。
なんか美味しそう。
花に掛けるなんて、もったいないかも♪ →唐辛子酒
ローズマリーとミントエキス 木酢液の認識不足 [ ・植物エキス]
先日、本にあった、植物抽出エキスを作ってみました。
植物抽出エキスとは、無農薬栽培を手助けしてくる、植物のエキスです。
植物から、ミネラルなどの成分を抽出し、それを葉面に散布することで、植物の成長を助けます。
また、ドクダミなど匂いの強い植物からは、虫が逃げる効果も期待できるようです。
抽出する植物によっては、殺虫、殺菌効果なども有るようですが、クスノキなどの植物は殺虫成分が強すぎる為、
人間にも害になるようです。その場合はマスクなども必要だそうです。
作り方は、物覚えが悪くて人に説明するほど覚えていないのですが、
発酵エキス、アルコール抽出などいろいろ有るそうです。
植物ごとに成分が違うので、適した抽出方法が有るそうなのですが、
難しそうなので、一番簡単でコストが掛からない方法で作ってみました。
植物を煮るだけ・・・
煮出しエキスです。
うちにある植物で、何となく効きそうなもの、なおかつ沢山生えている物・・・
ローズマリーとブラックミントがボウボウ生えてきて、その使い道が無いので、それを使い作ってみました。
ローズマリーは蝶や蛾を寄せ付けない効果。
ミントは?しそ科だろうから、抗菌効果が有るのかな?バッタは葉っぱ食べてるけど・・・
ミントは、詳しく本に載っていませんでしたが、アルコール抽出のほうが良いみたい。濃度も不明、自己流です。
とりあえず、これだけ採れました。
本に書いてある通りに作ると、家の小さい庭では使いきれない程の量になります。
計算して、1リットルの水に50gくらいで良さそう。
計ったら、ミントがほぼ50g ローズマリーが60g。
ちょっと違うけど捨てるのもなんだし・・・
5cmくらいに鋏で切って、鍋で煮てみました。
とろ火で30分くらい。
冷まして、ペットボトルに入れました。
左が、ローズマリー、右がブラックミント。
素材ごとに作ったほうが良いようです。2ヶ月くらいは保存できるそうです。
(ブラックミントは、ミントティーだね・・・美味しそう、このまま飲んじゃいそうだよ・・・)
これを500倍に薄めて散布してみます。(1リットルの水に対し、エキス2cc)
これで、病気や害虫に効くはずが無い!こんな薄い水に何の効果が有るのか?と思っていますが、物は試し!!
いつも撒いている、木酢液と一緒に撒いてみました。
今後、週一で撒いてみます。
本を読んで、木酢液の認識が間違っていたことに気づきました。
木酢液は、500倍より薄くして撒くんですって・・・
500倍~1000倍の木酢液は、有用微生物が水より多くなるそうです。(そうなんだ~)
木酢液の酸性成分で病原菌を退治するのではなく、有用微生物を増やし植物の成長サポートするのだそうです。
元気な植物は、病原菌を寄せ付けない!! と言う考えのようです。
そして、200倍より濃い木酢液は、逆に植物の成長を阻害するそうなのです。(へ~知らなかった~)
今まで200倍くらいで撒いていたかも・・・だから成長が悪かったのか?
よく枯れなかったな~あぶね~!
木酢液の質で違うかもしれないけど、今度から500倍以下で撒いてみよ~~!!
今回のことで、今までと2つ違うことをしました。
どちらの効果か分かりませんが、今までと違う!!(良い方でも悪い方でも・・・)と感じたら、また記事にしたいと思います。(多分変わらないと思うけどね~)
(注意~本にはローズマリーとミントが、おすすめとは書いてありません。)